新商品を手に「全国発信したい」と意気込む鎌仲代表

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爽やか「飲む酢」で健康 氷見・キトキトファーム 山葡萄で商品

北日本新聞(2019年3月9日)

 山葡萄(やまぶどう)を原料とした特産品の企画・販売を行う氷見市鞍川のキトキトファーム(鎌仲和紀代表)が新商品を開発した。果汁と穀物酢をブレンドした「氷見山葡萄飲む酢」で、「氷見産の健康飲料として全国に発信したい」としている。

 健康志向の高まりで「飲む酢」が注目されていることに着目した。爽やかな酸味があり、水などで薄めて飲む。ポリフェノールやカルシウム、鉄分が多く、老化防止や高血圧予防が期待できるという。

 200ミリリットル入りで600本作った。1本650円(税込み)。9、10日の午前9時から午後3時まで同市北大町のひみ番屋街で試飲会を開く。

 山葡萄を丹精して育てたのは鎌仲代表の父、芳則さんだったが、2013年夏に水の事故で亡くなった。実りを楽しみにしていたことから、仲間たちが収穫などに協力。鎌仲代表が社長を務める鎌仲建設を母体としてキトキトファームをつくり、ジュースやドレッシング、ジャムを製品化してきた。

 山葡萄は年々大きくなり、収量が増している。今年は初の1トン超を見込むという。

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