「障がいがある人たちの多様で独創的な表現に触れてほしい」と話す米田代表=高岡市美術館

「障がいがある人たちの多様で独創的な表現に触れてほしい」と話す米田代表=高岡市美術館

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独創的な表現触れて 9日から「アール・ブリュット◎高岡4」

北日本新聞(2019年3月9日)

 知的障がい者や精神疾患がある人たちのアート作品を紹介する「気の実 生(き)のまま ~アール・ブリュット◎TAKAOKA4~」が9日から高岡市美術館で始まる。従来の美術にとらわれない多彩な作品が並び、芸術や人間の可能性を感じさせる。17日まで。

 「アール・ブリュット」は「生の芸術」の意味。既存の美術的な技術や知識の影響を受けず、独自の感性や手法で表現する作家や作品を指す。障がい者の美術に対して呼ぶことも多い。

 展覧会はアール・ブリュットの可能性や障がい者の文化活動について理解を深めようと、高岡市が毎年開催。障がい者のアート活動を支援する同市のNPO法人「工房ココペリ」(米田昌功代表)などが共催している。

 今回は富山、新潟、石川、長野、滋賀、愛知の6県の18人が出品。着物やTシャツにカラフルな糸で無数の刺しゅうを施したものや、油粘土で名古屋駅周辺を再現したもの、記憶を頼りに描いた風景画など約200点が並ぶ。県内外の障がい者や、その家族らが持ち込んだ作品も展示している。

 併催事業として、13日午後6時45分から県高岡文化ホールで、滋賀県の共同作業所「やまなみ工房」の通所者の表現活動をテーマにしたドキュメンタリー映画「地蔵とリビドー」の上映会を開催。同工房施設長らのトークショーもある。

 米田代表は「障がいがある人たちの多様で独創的な表現に触れ、人間の心の豊かさや可能性を感じてもらいたい」と話している。観覧無料で11日は休館。上映会は入場料千円。北日本新聞社後援。

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