富山県美術館(富山市)の来館者が10日、2017年3月の部分オープン以来200万人を超えた。セレモニーがあり、節目の来場者に記念品が贈られた。
200万人目となったのは、初めて来館した岐阜県の澤田とき子さん(69)。「驚いている。子どもも楽しめると思うので、今度は孫と一緒に訪れたい」と笑顔を見せた。石井隆一知事が図録やミュージアムグッズを贈り「これからも多くの人に親しまれる美術館にしたい」とあいさつした。前後の来館となった富山中部高3年の山崎由梨香さん(18)、福井県の会社員、仙田力也さん(58)にも記念品が贈られた。
美術館は作品の展示に加え、レストランや遊具を備えた屋上庭園など無料ゾーンが設けてある。200万人の大半が無料ゾーンの利用者で、企画展や常設展の観覧者は9日の時点で計63万4900人余りだった。
前身の県立近代美術館の展覧会の観覧者は、開館から24年で200万人に達している。