4月20日から小矢部市のアートハウスおやべで始まる現代造形展に向け、作品の第2次選考審査が11日、クロスランドおやべ内にある同館で行われた。地元造形作家ら審査員が、期間中に展示される入選以上の約50点を選んだ。審査結果は後日、アートハウスのホームページで発表される。
現代アートの表現の可能性を追求する公募展で、平面、立体、インスタレーションの3部門がある。全国から232点の応募があり、写真による1月の1次審査を通過した平面45点、立体16点、インスタレーション20点の計81点が2次の対象となった。2次審査を通過した入選作を、同館の屋内外で展示する。
地元造形作家の加賀谷武さん、富山県美術館学芸員の麻生恵子さん、ポーラ美術館学芸員の内呂博之さん(黒部市出身)が審査し「今を生きているという作家のメッセージを感じる」「実物を見ると写真とはまた違った印象を受ける」などと話した。
4月8日に最終審査を行い、大賞など各賞を決める。展示は4月20日~5月26日。アートハウスおやべなどでつくる実行委員会主催、北日本新聞社共催。