高岡市が招いた台湾人ライターの取材が12日、同市内で始まり、高岡大和(御旅屋町)やイオンモール高岡(下伏間江)を訪れた。食や土産、ショッピングなどをテーマに高岡の魅力をウェブで発信する。13日まで。
取材するのは現地の広告代理店のライター兼カメラマン、リコ・リュウさん(27)。同代理店が運営するウェブマガジンは、台湾のメディア、旅行業界関係者や著名人らの閲読率が高い。日本の食文化や商品に関心を寄せる台湾人旅行客に向け、広く情報発信してもらおうと市が企画した。
高岡大和では地元の土産品コーナーを見て回った。同市の老舗菓子店が作る高岡ラムネやどら焼きなどについて、店員から説明を受けた。リュウさんは材料や製法などについて熱心に質問し、「どれも繊細に作られていて美しい。伝統を大切にしている感じがする」と話していた。
13日は山町筋や金屋町周辺の店舗で食や工芸品について取材する。今月中に特集記事としてウェブで紹介するほか、撮影写真からポストカードを作成し、台北のカフェなどに配る予定。