新潟市食と花の推進課が市の食育・花育推進キャラクター「まいかちゃん」を通して地元農産物などを発信する、写真共有アプリ「インスタグラム」が好評だ。カラフルな写真とともに、食に関する官民の取り組みが一括して見られるのが受けている。

　まいかちゃんは、市の花「チューリップ」とコメをモチーフに２００７年に誕生したキャラクター。同課では昨年４月から、タイムリーに情報を発信しようと、まいかちゃん公式インスタを始めた。

　インスタには、課員手作りのまいかちゃんぬいぐるみが登場。他都市のインスタなどを参考に、「映える」写真の撮り方を研究した課員が、イベントや旬の野菜を栽培する農家へ出向き、花や食べ物を鮮やかに撮影する。

　ゆるさも魅力で、女池菜の写真には「おひたしがおすすめだけどみそ汁にも入れちゃう」、越後姫には「人気イチゴが店頭に並び始めたっぷー！」と紹介。販売している直売所などの情報を付けて掲載する。また、地産地消に取り組むレストランを紹介したり、朝市を訪問したりと、民間の活動もＰＲしている。

　同課の松尾大介課長は「今までは食の取り組みを一元的に見られるサイトがなかった。フォローして、行きたいイベントを見つけてほしい」と話している。