緑内障の早期発見、治療を啓発する「世界緑内障週間(3月10~16日)」に合わせ、福井県坂井市の丸岡城が緑色の光でライトアップされている。16日まで。
ライトアップは眼科医でつくる日本緑内障学会が2015年に始めた。今年は全国108カ所の建造物を照らす。
丸岡城では初日となった12日、日没とともに天守が淡い緑色の光の中に浮かび上がり、普段とは違った趣を醸し出していた。
緑内障は視神経に障害が起こり視野が徐々に狭くなる病気。同学会によると、日本人の中途失明原因疾患の第1位で、40歳以上の20人に1人がかかっているとされる。初期の自覚症状はほとんどないが、早期発見し治療を続ければ失明の可能性は低くなるという。