氷見市教育総合センターは13日、氷見の魅力を多くの人に知ってもらうホームページ「みんなで学ぼう!ふるさと氷見」を開設した。絶滅が危惧される国天然記念物イタセンパラの生態や、定置網による漁の様子など貴重な動画も含まれ、子どもから大人までが楽しめる。
市内の小学3年生に配っている副読本「ふるさと氷見」をベースに構築した。学校の周囲や市内の様子、昔の暮らしぶり、農業や漁業、工場の仕事などを紹介。幕末の剣豪、斎藤弥九郎や、「セメント王」と呼ばれた実業家、浅野総一郎ら郷土の先賢にも触れている。
動画70本は教諭らが撮影。イタセンパラの繁殖期の行動や氷見沖で定置網を引き上げる様子も見ることができる。地域や学校の活動を取り上げる「ひみティーンズチャンネル」や氷見について英語で質問する「ふるさと氷見クイズ」のコーナーも設けた。
市役所で開設式が行われ、林正之市長がタブレット端末を使って閲覧した。「氷見のことをよく知ってもらうため、多くの人に見てもらいたい」と話した。