救助訓練で、湖面に落ちた人を想定して浮輪を投げる水陸両用バスのガイド

救助訓練で、湖面に落ちた人を想定して浮輪を投げる水陸両用バスのガイド

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水陸両用バスツアー16日運行開始 諏訪湖で救助訓練

信濃毎日新聞(2019年3月15日)

 諏訪湖とその周辺で水陸両用バスのツアー「諏訪湖ダックツアー」を運行している日本水陸観光(大阪市)などは14日、今季の運行を16日に始めるのを前に、湖に乗客が落ちたとの想定で救助訓練をした。ガイドら約30人が参加し、救助と連絡の手順を確認した。

 バスは諏訪市のヨットハーバー近くで湖に入った。ガイドは、落ちた人に見立てた湖上のボールの位置を確認し、陸上のスタッフや船長に報告。「今向かいますから待っていてください」と大声で呼び掛け、浮輪を投げたり、船上からポールを伸ばしたりして救助の手順を確認した。ボールを引き揚げた後、陸上のスタッフに救急車の手配も要請した。

 ダックツアーは2009年に運行を始め、昨シーズンは過去最多の約1万9千人が利用した。これまで事故が起きたことはないが、毎年救助訓練を実施している。

 バスは予約制。16〜31日は諏訪地方などの住民向けにツアーを実施し、4月1日に通常営業を始める。同社諏訪営業所の須知翔太朗所長(34)は「強い風が吹いていたが、(担当者は)うまく動いていた。今年も安全第一で多くの客を迎えたい」と話した。

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