商品化したサツマイモのチップスを手に笑顔があふれるメンバー

商品化したサツマイモのチップスを手に笑顔があふれるメンバー

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無添加サツマイモチップス開発 氷見・速川の特産

北日本新聞(2019年3月16日)

 氷見市速川地区の住民でつくるNPO法人速川活性化協議会の「おもてなし部会」は、サツマイモチップスを商品化した。地元特産のサツマイモを使い、カリッとした食感に仕上げた。スライスする厚さや揚げる油の種類を試行錯誤。無添加にこだわり、子どものおやつとしても薦められる一品に仕上げた。

 速川地区は里山がある田園地帯。地域おこしにつなげようと、耕作放棄地を利用してサツマイモの栽培に取り組んだ。干し芋や焼き芋、芋焼酎にして販売している。カフェや宿泊設備を備えた地元の定住交流センター「ソライロ」では定番商品になっている。

 今回のサツマイモチップス開発に取り組んだのは、速川活性化協議会の女性メンバーでつくる「おもてなし部会」。油の種類によっては酸化が進むこともあり、試作を繰り返して最適なものを選んだ。包装袋に酸化防止剤や乾燥剤のパック、窒素ガスを封入し、1カ月以上おいしい状態で食べられるようにした。

 味付けはプレーンと塩、シュガーの3種類で、1袋350円(税別)。ひみ番屋街やスーパーなどで販売しており、反応は上々という。商品開発を担当した赤倉紀子さん(63)は「誰にでも安心して食べてもらえる自信作。味と食感を楽しんで」と話した。

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