南砺市上平地域の楮(こうず)集落で16日、段々畑を照らすイベント「五箇山だんだん畑ライトアップ」が行われ、来場者が幻想的な景色やコンサートを楽しんだ。
小林誠総代ら住民が地域活性化のために毎年開いている。農期にカボチャや赤カブを育てている段々畑の縁を、長さ計500メートルの発光ダイオード(LED)で飾り、ランタンも100個置いた。雪が残る6段ほどの畑がオレンジや青の光の帯で彩られた。
集会場ではイノシシ汁や、段々畑で採れたカボチャのマフィン、赤カブの菜飯などで来客をもてなした。歌手やバンド5組によるフォークコンサートも開かれ、訪れた人たちは多彩な催しを満喫した。