「佐久鯉報恩感謝の儀」のイメージ図

「佐久鯉報恩感謝の儀」のイメージ図

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供養の儀式、5年ぶり復活 5月の「佐久鯉まつり」

信濃毎日新聞(2019年3月19日)

 5月3〜5日に佐久市で開く恒例の「佐久鯉(ごい)まつり」で、2014年を最後に途絶えていた鯉供養の儀式が5年ぶりに復活する。半世紀以上続くまつりはもともと供養が主目的。市や市観光協会などの実行委員会は「原点回帰」とし、鯉に感謝しながら命をいただく文化を継承する。

 「鯉供養法要」と称していた儀式名は「佐久鯉報恩感謝の儀」に一新。5月5日に同市の千曲川スポーツ交流広場で開き、祭壇に鯉の「遺影」などを飾り、市内神社の神職が祈〓(きとう)した後、関係者が玉串をささげて鯉に感謝を伝える想定という。

 実行委によると、まつりは1963(昭和38)年に始まり今年で57回目。江戸時代に養殖が始まったという説もある名産の佐久鯉を市を挙げて供養し、さらなる普及も目指している。会場確保の問題などから供養は途絶えていたが、元の趣旨を大切にしようと復活が決まったという。

 地元では佐久鯉を低温熟成して刺し身にする調理法の普及や、市指定無形民俗文化財の指定を検討する動きもある。実行委事務局の市観光課主任、市川裕也さん(32)は「佐久鯉の文化を継承し、佐久に来たら鯉を食べようと思ってもらえるような行事にしたい」と話している。

(〓は、示ヘンに寿の旧字体)

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