人気アイドルグループ「嵐」の活動休止発表後、福井県あわら市宮前の相葉神社と呼ばれる祠が話題を集めていることを受けて同市観光協会は3月17日、祠の歴史などについて学ぶセミナーを同市民文化研修センターで開いた。
地域資源を生かしたまちづくりや観光振興につなげようと企画。観光ボランティアや市民ら約30人が参加し、相葉神社への理解を深めた。
セミナーでは相葉神社について氏子総代の齋藤嘉康さんが、御前神社の境内社として「曾保登神」と呼ばれる五穀を守る神を祭っていることや、1835年に再建されたことなどを紹介。「現在、埼玉や大阪など県外からも多くのファンが訪れている。住民一丸となって迎える体制を整えている」と話した。
あわら市郷土歴史資料館学芸員の九千房英之さんとデザインスタジオ・ビネン(福井市)の坂田守史さんによる講演もあった。