八尾八幡社周辺にちょうちんを付けて並ぶ曳山=2017年

八尾八幡社周辺にちょうちんを付けて並ぶ曳山=2017年

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新天皇即位祝う企画続々 富山・高岡市

北日本新聞(2019年3月20日)

 5月1日の新天皇即位に合わせ、富山、高岡両市で祝意を示す行事が企画されている。恒例の越中八尾曳山(ひきやま)祭では夜の特別曳きそろえがあるほか、射水神社では子どもたちが街を練り歩き、家族そろって神社に参拝する儀式が行われる。 

■ちょうちん山 曳きそろえ/5月3日の越中八尾曳山祭

 改元と新天皇即位への祝意を示そうと、5月3日に富山市八尾地域中心部で行われる「越中八尾曳山祭」の関係者が、夜の特別曳きそろえを計画している。例年は八尾八幡社のある下新町に曳山6基がそろった後に各町へ戻る形だが、今年は上手の町まで曳き上げ、隣り合う東町、西町に3基ずつ並べる予定。式典の詳細は今後協議する。

 同祭は八尾八幡社の春季祭礼。寛保元(1741)年、上新町の花山に人形と役者を乗せて引き回したのが始まりとされる。6基とも県有形民俗文化財に指定されている。日中は豪華な彫刻や彫金に彩られた6基を練り回し、夜は各基が数百個のちょうちんを付けて八幡社に参拝する。

 各町の保存会長や自治会長らで曳山行事運営委員会を組織しており、壮年団が取り仕切っている。今年の祭は改元、即位の直後となることから、関係者で祝意を示すことを検討。曳山を所有する6町だけでなく「周囲の町を含めた一帯の思いを込めたい」とし、八尾地区自治振興会が中心となって特別曳きそろえの式典に向けて準備を進める。

 例年は午後7時半に十三石橋付近から曳き出すが、今年は30分程度早める予定。

■平安衣装で稚児社参/射水神社で5月5日

 高岡市古城の射水神社(松本正昭宮司)は新天皇即位を祝い、5月5日に「稚児社参(しゃさん)」を行う。平安調の衣装を身に着けた子どもたちが街を練り歩き、家族そろって神社に参拝する儀式で、参加者を募集している。19日、同神社で衣装が披露された。

 同神社は現在の天皇陛下が即位された翌年の1990年に記念の稚児社参を行った。今回は県内の生後半年から小学校低学年までの乳幼児・児童を対象に300人を募る。当日は午後2時に同市の御旅屋通りを出発し神社まで約1キロを練り歩いた後、参拝する。

 着用する稚児装束は京都の専門店から取り寄せる。有職文様(ゆうそくもんよう)が施されており、男児は金烏帽子(えぼし)、女児は天冠をかぶる。松本正紀権禰宜(ごんねぎ)は「大きな節目でしか行われない貴重な機会。ご即位を祝い、お子さんの健やかな成長を祈念するため、ぜひ参加してもらいたい」と話している。

 参加初穂料は1人1万3千円(装束一式レンタル、記念品、記念銅板代など)。締め切りは4月20日で、初穂料を添えて同神社に申し込む。問い合わせは同神社、電話0766(22)3104。

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