石川県警の非常参集訓練と救出救助訓練は19日、県警本部などで行われ、約500人が大規模地震に備え、初動態勢や傷病者の搬送手順を確かめた。昨年9月に運航を始めた県のドクターヘリも出動し、県警との初の訓練で連携強化に努めた。
訓練は能登半島で震度7の地震が発生したとの想定で、抜き打ちで行われた。県警本部に勤務する約400人が災害で車が使えない場合に備え、徒歩や自転車で県警本部に集合した。
県庁横の鞍月セントラルパークでは、警察災害派遣隊や災害派遣医療チーム(DMAT)、消防などの約100人が倒壊家屋から負傷者を救助、ドクターヘリに引き継ぐ訓練に当たった。訓練後、河原淳平県警本部長が訓示した。