かほく市と日本郵便は19日、ふるさと納税の返礼品として、郵便局員が市内の1人暮らしの高齢者宅を訪ねる見守りサービスを提供する協定を結んだ。県内の自治体では初めての取り組みとなり、4月から実施する。
郵便局員が月に1度、高齢者宅を訪問し、暮らしぶりや健康状態を聞き取って遠方の家族に伝える。3カ月コース(寄付金2万8千円)、6カ月コース(同5万5千円)がある。
市役所で協定締結式が行われ、油野和一郎市長と北野一雄宇野気郵便局長が協定書を交わした。市内の高齢者独居世帯は昨年度末時点で全世帯の12・2%に当たる1559世帯で、油野市長は「一層の安心安全のまちづくりにつなげたい」とあいさつした。
野崎智高松郵便局長、南文夫木津郵便局長が同席した。