桜、チューリップ、菜の花、残雪の山々、これら四つが織りなす景観が“完成形”となった2009年の「春の四重奏」

桜、チューリップ、菜の花、残雪の山々、これら四つが織りなす景観が“完成形”となった2009年の「春の四重奏」

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一望なるか「春の四重奏」 暖冬影響、開花重なる期待大 朝日

北日本新聞(2019年3月21日)

 朝日町の舟川べりでは今年、暖冬の影響もあって4月初旬に桜が開花し、6、7日ごろに見頃を迎える見込みだ。関係者は、桜とチューリップ、菜の花、残雪の山々が織りなす景観「春の四重奏」が"完成形"になることに期待を膨らませ、外国人観光客に対応するガイド講座や回遊性を高めるための新イベントなどの準備を着々と進めている。

 舟川べりには近年、国内外の観光客が四重奏を目当てに訪れる。両岸600メートルに並び立つソメイヨシノ280本に加え、地元・舟川新の農家が丹精込めて栽培するチューリップと菜の花、雪を抱く朝日岳や白馬岳を一望できる。気象条件によっては開花時期がずれるため、完全な「四重奏」になるのは数年に一度ともされる。

 好機をインバウンド(訪日外国人誘致)につなげようと、朝日町観光協会は3月にガイド育成講座を開催。地域おこし協力隊のムハマド・ワフィ・ビン・アズィズルさん(マレーシア出身)を講師に招き、町民らが簡単な英会話を学んだ。

 四重奏の期間に合わせた4月13日には、社員を「地域おこし企業人」として町へ派遣している合同会社マーチオークシー(神奈川)が、初のイベント「フォトロゲイニング」を実施。町内全域を会場とし、チェックポイントに見立てた観光関連施設を巡ってもらう。同5日まで参加チームを募集している。

 町商工観光課は「この冬は降雪量が少なく、桜とチューリップ、菜の花の見頃が重なる可能性は十分ある。ぜひ多くの人に足を運んで楽しんでほしい」とPRしている。

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