荒井さんの大作「日々刻々」に見入る来場者=県水墨美術館

荒井さんの大作「日々刻々」に見入る来場者=県水墨美術館

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「ひらけ墨画ワールド」展開幕 県水墨美術館

北日本新聞(2019年3月21日)

■にじみ・かすれに心映す

 企画展「ひらけ墨画ワールド いろいろのいろ墨のいろ 荒井恵子と子どもたち」が20日、県水墨美術館で始まった。昨年7月の子ども向けワークショップで講師を務めた水墨画家、荒井恵子さん(千葉)の抽象画と、参加した児童生徒らの作品を並べ、墨による表現の可能性を伝えている。5月12日まで。

 同館は毎年、子ども向けワークショップの成果を披露する展覧会を開催。開館20周年に合わせて「ひらけ墨画ワールド」に改称した。

 荒井さんは新作を含む13点を出品。丸や線で画面を埋め尽くした大作「日々刻々」は、台の上に敷いてあることから、来場者はのぞき込みながら色味の違いやにじみ、かすれを生かした抽象表現に見入った。

 子どもたちが荒井さんの手法に倣い、喜怒哀楽を墨で表した作品のほか、創作に欠かせない筆やすずりも展示。墨の製造過程を学べる同館のオリジナル教材「すいび御道具箱」もお披露目された。

 荒井さんは「制作時に自分の気持ちが和紙に染み込んでいく感覚がある。心の表現に墨は適していることを知ってほしい」と話した。

 開会式もあり、荒井さんや蒲地北日本新聞社取締役営業本部長らがテープカットして開幕を祝った。21日は午後2時から荒井さんがギャラリートークを行う。同館と同館友の会、北日本放送、北日本新聞社主催。

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