福井県勝山市の勝山恐竜の森(長尾山総合公園)にある「どきどき恐竜発掘ランド」で3月23日、今シーズンの恐竜化石の発掘体験が始まった。春休みに入り多くの親子連れが訪れ、ハンマーを振るう小気味よい音が響いた。
この日は県内外から約500人が参加。色や形など化石を見分けるために注意する点を教えてもらった後、同市北谷町杉山の恐竜化石発掘現場から運び込まれた岩石をハンマーでたたいた。
子どもたちは気になる物を見つけるたびにスタッフに駆け寄り確認していた。
7割ほどの参加者が植物や貝などの化石を発見した。発掘できるのは1万人に1人の確率という、恐竜の歯とみられる化石を見つけた愛知県の男児は「びっくりした。次は恐竜の全身の化石を見つけてみたい」と話していた。
発掘体験は同公園を管理するNPO法人「恐竜のまち勝山応援隊」が行っている。11月17日まで。
問い合わせは同NPO=電話0779(88)8777。