JR西日本グループの西日本ジェイアールバス(大阪市)は26日、金沢市の金沢営業所で、七尾線の観光列車「花嫁のれん」の続編と位置付ける特別仕様の貸し切りバスを公開した。4月から運用する。足元では開業5年目を迎えた北陸新幹線の利用が好調で、同グループは新幹線に2次交通としてのバスを組み合わせ、新たな需要を開拓する。
バス「花嫁のれん 第二章」は28人乗りで、高グレードの大型車両をベースとした。外装は加賀友禅作家の毎田健治氏(金沢市)が石川の四季の花を描き下ろしたデザインを採用した。加賀友禅風カーテン、金箔(きんぱく)をイメージしたドアを配し、ナンバーは七尾にちなんで「770(ななお)」とした。
披露式では野中雅志社長が「観光列車、新幹線と一体で石川を盛り上げ、人気が出れば2、3台目も考えたい」と話した。