小浜の海に生きる魚と、それを調理した郷土料理を紹介する企画展「小浜のいろんな魚たち」が、福井県小浜市食文化館で開かれている。小浜特産の「若狭小浜小鯛(こだい)ささ漬(づけ)」や鯛そうめんなど料理のレプリカや、ほぼ実物大の魚のパネルがずらり。食欲が刺激される展示になっている。9月30日まで。
見どころは、小浜ささ漬協会に加盟する11業者と同協会が販売する12種類のささ漬けの見本。パッケージに描かれたタイが版画風だったり、水彩風だったり、業者ごとにデザインや字体が違い見ていて飽きない。各商品の塩味、食感、酸味、甘味が分析、グラフ化されており、それぞれの特長を知ることができる。そうめんの上に煮たタイを盛り付けた鯛そうめん、塩サバと野菜の吸い物「船場汁(せんばじる)」のレプリカもある。
新ブランドサバ「小浜よっぱらいサバ」、アマダイ、ウマヅラハギ、ささ漬の材料となるレンコダイなど約20種類のパネルも展示。裏面に魚の名前が書いてあり、親子で名前当てごっこをして楽しめる。水曜休館。