福井市で開く「第34回ふくい桜まつり」(30日〜4月14日)の宣伝隊がこのほど、長野市の長野電鉄長野駅でPRイベントを開いた。北陸新幹線(長野経由)の敦賀(福井県)延伸が2023年春に予定される中、沿線地域に魅力をアピールする狙いもあり、駅利用者らに桜にちなんだ商品を手渡した。
まつりでは福井市中心部の飲食店など約50団体が、地酒の飲み比べなどの催しを準備。足羽(あすわ)川(がわ)沿いの桜並木をライトアップして訪れた人をもてなす。紙製の桜を市民らで作って持ち寄り、発光ダイオード(LED)の電球を付けて点灯する企画もある。
この日は、名産のサバずしや昆布なども販売。宣伝隊メンバーが駅利用者に声を掛け、まつりの魅力をPRした。福井観光コンベンションビューロー事務局長の小嶋美智代さん(56)は「市全体でまつりを盛り上げ、多くの人に来てもらいたい」と話していた。