新年度の事業計画などを決めた実行委員会=魚津市役所

新年度の事業計画などを決めた実行委員会=魚津市役所

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ゲーム産業誘致へ本腰 魚津の実行委が事業計画

北日本新聞(2019年3月27日)

 ゲーム産業の定着を目指す魚津市の「つくるUOZUプロジェクト」実行委員会(会長・村椿晃市長)は新年度、人材の育成や裾野拡大を続けながら、企業誘致活動と事業継続に向けた土壌づくりを本格化する。25日夜に市役所で会合を開き、事業計画を決めた。29日午後8時から動画投稿サイト「ユーチューブ」などで新年度の方針を伝えるライブ映像を配信する。

 企業誘致では、都市圏のゲーム会社に対する営業活動や国内最大級のゲーム見本市などへの出展に取り組む。地方にサテライトオフィスなどを設置する際に重視する点の聞き取りも行う。

 プロジェクトを地元中心で継続させる体制整備にも努める。ゲーム業界関係者が講師を務める基礎学習会を実行委メンバーらを対象に開く。

 人材育成は5月以降、「開発入門講座」とゲーム開発を実践する合宿「ゲームハッカソン」を各2回、プロの助言を得て開発したゲームを磨き上げる「フィードバック会」を3回実施する。

 開発したゲームは10月の「魚津産業フェア○○(まるまる)魚津」に出展し、来場者に楽しんでもらう。完成度が高い作品は魚津産ゲーム「つくるUOZU GAMES」に登録し、東京での営業活動などで売り込む。

 人材の掘り起こしを目的に、著名クリエーターの講演などを行う「ゲームフォーラム」を9月と来年1月に開催。9月は県や高岡市と連携してeスポーツ大会も実施する。

 村椿市長はあいさつで「魚津にゲーム産業を定着させ、若者を中心に人を呼び込むための戦略にしたい。これからの展開が重要であり、力を合わせて取り組む」と述べた。

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