昨年9月に開館した福井県若狭町の県年縞(ねんこう)博物館の入館者が3月27日、3万人を突破した。
3万人目となったのは、家族で訪れた長野県の女性(45)。笠島弘幸館長から年縞博物館オリジナルグッズが贈られ、8歳の息子が受け取った。
女性は「若狭町の友人に誘われ、26日から観光で訪れている。建築家の内藤廣さんが設計した年縞博物館を見るのも楽しみだった」と話した。
同博物館は、最も正確な「世界のものさし」として地質年代の測定に用いられる水月湖年縞を知ってもらおうと、県が整備した。
当面の年間入館者数の目標は6万人で、笠島館長は「今後は、小中学校の遠足や修学旅行などを誘致したり、訪日外国人客(インバウンド)に対応できるよう展示を多言語にしたりしていきたい」と話していた。