日中に青空が広がった28日、南砺市福光地域の小矢部川沿いを彩る「千本桜」のつぼみがほころび、同地域の観光や商業関係者らが開花宣言した。電球などによるライトアップが既に始まっており、満開を見込む4月上旬には幻想的な"桜のトンネル"が楽しめる。
千本桜は市を代表する桜並木。国道304号の福光橋を中心に、小矢部川両岸の約1・5キロに約800本が並ぶ。1930(昭和5)年ごろから植えられたという。
28日は水口秀治市観光協会福光支部長、石崎和三福光商業会理事長、山本均東町商店会理事長が開花を確認した。水口支部長は「桜の木々がことしの春の訪れを告げようとしている。ぜひ大勢の人に鑑賞してもらいたい」と話した。
市観光協会福光支部によるライトアップは4月14日まで。昨年から募金によって継続されることになった、桜を下から照らし出す観音町商盛会のライトアップ事業も近く始まる。