昨年のたけふ菊人形会場を彩った菊花のクマのトピアリー=2018年11月、福井県越前市武生中央公園

昨年のたけふ菊人形会場を彩った菊花のクマのトピアリー=2018年11月、福井県越前市武生中央公園

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たけふ菊人形、テーマは「お姫様」

福井新聞(2019年3月29日)

 福井県越前市のたけふ菊人形まつり実行委員会が3月28日、同市の武生商工会館で開かれ、今年のたけふ菊人形(福井新聞社共催)の展示テーマを「花ひらく童話の世界~ストーリー・オブ・ザ・プリンセス」と決めた。和洋の"お姫様"が登場する5場面を屋外の会場全体にちりばめ、近年増加しているファミリー層が楽しめる展示内容にリニューアルする。

 会場の市武生中央公園に市出身の絵本作家加古里子さん監修の「だるまちゃん広場」がオープンし、一昨年から家族連れの来場者が増えていることを重視。一昨年からの入場料無料化を継続した上で、今年はこれまで入場料が必要だった「菊人形館」の展示を屋外に出して無料で楽しめるようにする。会期は10月4日から11月4日まで32日間。

 展示テーマは、これまで定番だったNHK大河ドラマに沿った設定から、小さな子どもでも親しみやすい童話の世界に変更した。シンデレラや白雪姫、人魚姫、かぐや姫、浦島太郎の乙姫が登場するシーンを菊人形で表現する。加古さんワールドが広がる同広場には、人気キャラクターだるまちゃんを菊のトピアリー(造形物)にして設置する。

 もう一つの目玉となるOSK日本歌劇団は、武生公演40周年の節目を迎える。昨年に引き続き、市文化センターで平日2公演、土日祝日3公演を予定している。

 昨年好評だったエアー遊具は幅14メートル、高さ7・5メートルの大型を含め、新たなラインアップで子どもたちを迎える。

 元菊人形館の屋内エリアは、お土産や特産品を販売する「きくりん市場」として活用する。だまし絵や塗り絵した車がスクリーンで走りだすデジタルアトラクションも設け、雨天でも楽しめるようにする。

 会合には実行委会長の山本仁左衛門武生商工会議所会頭ら各委員、名誉会長の奈良俊幸市長らが出席した。

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