福井県福井市のふくい桜まつりは4月30日開幕する。足羽川左岸堤防の桜橋-九十九橋間には、越前松平家の家紋が入ったえんじ色の陣幕が飾られた桟敷席「桜床」が設けられ、花見客を迎える準備が整った。29日、桜床周辺の桜は咲き始め。堤防には多くの花を咲かせた木もある。
桜床は、桜並木をぼんぼりの明かりで照らすイベント「足羽川ぼんぼり物語」の実行委がやぐらを組んだ36畳。昨年より9畳広げた。例年は紅白幕を飾っていたが、今年は越前時代行列の休止を受け「城下町の歴史を感じる風景を」と、福井新聞社などによるクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で集めた資金で新調した陣幕を用意した。
桜床は4月14日までの午前10時~午後9時に利用できる。予約が必要。
桜並木に飾るぼんぼりには光陽中生と明倫中生が詠んだ独楽吟を貼り、30日午後5時45分から現地で行われるオープニングセレモニーで点灯する。