作品の仕上がりを確かめる武田さん(右から2人目)=東山3丁目

作品の仕上がりを確かめる武田さん(右から2人目)=東山3丁目

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金沢美大講師が制作 「湯煙」表現 ネオン管アート

北國新聞(2019年3月31日)

 マップで紹介する銭湯15カ所のうち、東山3丁目の大和温泉で30日、ネオン管を使ったアート作品が完成した。市の委託を受けて金沢美大非常勤講師の武田雄介さん(33)が手掛け、湯煙や人の動きを赤、青、緑色の「光の線」で表現した。
 武田さんは、休憩スペースと脱衣所の天井から細いネオン管31本をつり下げ、空中に曲線を描いた。ネオン管の持つ懐かしさを生かしたとし「昔ながらの銭湯の雰囲気に異質感が交じる空間にした。外国人はもちろん、地元の人にも楽しんでほしい」と話した。
 美術作品を飾った「アート銭湯」を外国人誘客の一助とするため市が企画し、銭湯マップにも作品の写真を載せる。大和温泉を経営する村上憲明さん(56)によると、少なくとも毎日10人ほど外国人が利用するそうで、好評なら将来的には玄関や屋外にも作品を拡大していきたい意向だ。

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