桜の花を練り込んだそば(手前)を提供している花村さん

桜の花を練り込んだそば(手前)を提供している花村さん

長野県 伊那路 麺類

桜そば、風味で春を感じて 駒ケ根の店が販売開始

信濃毎日新聞(2019年4月1日)

 駒ケ根市のそば店「手打ち蕎麦処(そばどころ)なごみ」が、桜の花を練り込み、ほんのり桜の香りがする「桜そば」の販売を始めた。松川町産の桜の塩漬けを刻んでそば粉に混ぜて手打ちした麺は、淡いピンク色。見た目と風味で春をいち早く感じてほしいとしている。

 そば粉は、ソバの実の中心部分だけをひいた更科粉を使用。香りや色が薄く、透明感のあるピンク色と、桜の風味が引き立つ。細めに切って桜の塩漬けを添え、桜餅用の葉に載せて提供している。

 店主の花村寛明さん(42)が配合を変えながら、1年以上かけて試作を重ねた。春限定で、一昨年から提供。「桜色のそばで、長い冬が終わってやってきた春を満喫してほしい」と話している。上伊那産そば粉の盛りそばとセットで税込み1200円。問い合わせは同店(電話0265・82・2842)へ。

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