水揚げされたシロエビを籠に入れ替える漁師ら=新湊漁港

水揚げされたシロエビを籠に入れ替える漁師ら=新湊漁港

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シロエビ初水揚げ 新湊漁港

北日本新聞(2019年4月2日)

 「富山湾の宝石」と呼ばれるシロエビが1日、射水市八幡町の新湊漁港に初水揚げされた。初日の水揚げは2100キロと昨年より約2割減となった。

 早朝から新湊漁協に所属する小型底引き網漁船5隻が沖合2~3キロ、水深約200メートルの漁場で操業。シロエビがたっぷりと入った籠を甲板に積んだ船が次々と帰港し、競りでは競り人らの威勢の良い声が響いた。

 例年は各漁船が1日に2回漁に出るが、この日は成長しきっていない小さい個体が多く交じっていたことから、資源維持のため漁を1回にとどめた。サイズが小さかったこともあり、浜値は昨年に比べ平均で約3割安くなった。

 シロエビは北陸新幹線開業で全国的に知名度が上がって値も跳ね上がった。栄勢丸の縄井恒船主(40)は「値が徐々に落ち着いてきている。たくさん水揚げし県内の人にも味わってほしい」と話した。

 競り落とされたシロエビは県内のスーパーや地元の飲食店、大都市圏の市場などに出荷された。漁の最盛期は6~8月で、11月末まで続く。

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