音声ガイドの専用端末を操作する学芸員=福井県福井市の県ふるさと文学館

音声ガイドの専用端末を操作する学芸員=福井県福井市の県ふるさと文学館

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音声ガイドで、福井の文学を作家が解説 県ふるさと館

福井新聞(2019年4月4日)

 県ふるさと文学館(福井県福井市)は、音声ガイドサービス「ふる文ナビゲーター」を導入した。福井県ゆかりの作家に関する現役作家の解説や、企画展の展示案内が楽しめ、好評を博している。

 音声ガイドは、カウンターで無料で貸し出す専用端末を使う。現在3種類あるメニューごとに、ボタンを押すと音声が再生され、耳に近づけて使う。1月からサービスを開始した。

 現役作家の解説は、いずれも約3分の内容。坂井市出身の現代詩作家荒川洋治さんが、同市三国町出身の作家高見順に寄せる思いやお薦めの作品を紹介。作家の池澤夏樹さんは、同市三国町ゆかりの詩人三好達治の作品の特徴などについて語っている。

 4月9日からは、福井ゆかりの歌人俵万智さんが語る福井の幕末の歌人橘曙覧と、福井市出身の芥川賞作家津村節子さんが語る小浜市出身の明治時代の歌人山川登美子を追加する。

 企画展の案内は、登美子の生涯を紹介している「山川登美子と『明星』歌人展」(~7日)の解説を収録した。企画展の開催ごとに更新する。

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