自らがデザインし、NHK大河ドラマ「平清盛」で役者が実際に着用した衣装を紹介する柘植さん

自らがデザインし、NHK大河ドラマ「平清盛」で役者が実際に着用した衣装を紹介する柘植さん

長野県 伊那路 祭り・催し

「龍馬伝」衣装など担当の柘植さん 古里・伊那で作品展示へ

信濃毎日新聞(2019年4月5日)

 伊那市出身で、映像や舞台作品のヘアメークや衣装を総合して担当する「人物デザイナー」の柘植(つげ)伊佐夫さん(59)=東京都=の作品展が6日から、同市の信州高遠美術館で開かれる。自らがデザインし、NHK大河ドラマの「龍馬伝」「平清盛」などで実際に役者が着た衣装や小道具計約50点を展示する。5月19日まで。

 2010〜18年に柘植さんが手掛けた作品から衣装や小道具を選んだ。龍馬伝の坂本龍馬役の福山雅治さんやドラマ「精霊の守(も)り人」の主役の綾瀬はるかさんらが着用した衣装を並べる。

 柘植さんは、映画などの衣装などを担当する際、最初に監督らとコンセプトを決め、その後、手書きで衣装のデザインを描き始めるという。その段階で役者が決まっていると「その人のことを思って書き込めるので、よりイメージが湧く」と話す。

 作品展のタイトルは「UNITY(ユニティ)」。統一などの意味があり、衣装や小道具、ヘアメークなどを複合している自身の仕事にちなんで名付けた。柘植さんは「めったに集まらない作品なので、ぜひ楽しんでほしい」と話している。

 午前9時〜午後5時。高校生以上800円、小中学生250円。20日午後1時半からは柘植さんのトークイベントがある。5月1、7、8、14日休館。

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