県内外からの来館者でにぎわう新元号の記念特別展=高岡市万葉歴史館

県内外からの来館者でにぎわう新元号の記念特別展=高岡市万葉歴史館

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「令和」効果で来館者6倍 高岡市万葉歴史館

北日本新聞(2019年4月7日)

 新元号の「令和」決定後初の週末となった6日、高岡市万葉歴史館(同市伏木一宮、坂本信幸館長)には、記念特別展「『令和』と『万葉集』~家持の父大伴旅人と梅花の宴~」を目当てに、県内外から普段の休日の6倍に当たる約540人が来館した。

 会場には、「令和」の典拠になった万葉集の写本や関連資料約20点が展示されている。この日は展示物4点の入れ替えがあり、万葉集巻五「梅花の宴」の序文に影響を与えた漢籍や、全20巻が記された巻物などを新たに展示した。

 開館直後から大勢の万葉ファンが次々と訪れ、同館は臨時の駐車場を用意。県外ナンバーの車も多かった。埼玉県越谷市の会社経営、下村敏夫さん(68)は「万葉集により一層興味が沸いた。来て良かった」と満足げに話した。「令和」の額を持って記念撮影できるコーナーも人気で、一時順番待ちの列ができた。

 同館では6日、本年度の学習講座が始まった。このうち万葉集巻九をよみ進める講座の冒頭で、坂本館長が「令和」に込められた意味を解説した。坂本館長は「初めての来館者が多く、新元号の影響力を改めて感じる。古典を学ぶきっかけにしてほしい」と話した。

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