紅白の幕やぼんぼり、照明が付けられ「桜まつり」へ準備が進む「駒つなぎ桜」(奥)の周辺=氷見市粟原

紅白の幕やぼんぼり、照明が付けられ「桜まつり」へ準備が進む「駒つなぎ桜」(奥)の周辺=氷見市粟原

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氷見粟原で14日にまつり 家持ゆかりの駒つなぎ桜

北日本新聞(2019年4月9日)

 氷見市粟原(あわら)地区の「桜まつり」は14日、地区の「駒つなぎ桜」周辺で開かれる。桜は越中国守を務めた万葉歌人、大伴家持にまつわる県天然記念物。家持が編さんに携わった万葉集が新元号「令和」の典拠となったことで注目度が高まり、住民は大勢の人出を期待する。心を込めてもてなそうと会場設営や特産のタケノコを提供する準備を進めている。

 桜はエドヒガンザクラで高さ15・5メートル、幹回り4・7メートル。家持が、万葉集に詠んだ布勢水海(ふせのみずうみ)(現在の十二町潟)を舟で渡り、能登への行き帰りに馬をつないだと言い伝えられている。

 まつりは地域活性化を目的に2016年から始めた経緯がある。新元号の発表以来、万葉集に注目が集まる中、地区では例年以上のにぎわいを期待する。

 まつりは午前10時から午後2時まで。桜と共に特産のタケノコが呼び物となっている。採れたてを販売するほか、たけのこご飯を200円で提供し、無料のたけのこ汁を付ける。琴の演奏もあり、抹茶(300円)を飲みながら楽しめる。

 石上(いしがみ)隆宏区長(60)は「今年はタケノコの裏年なので、途中でなくなるかもしれない。早めにどうぞ」と話す。会場には駐車場が少ないため、乗り合わせを勧めている。

 住民は7日、桜の周辺に紅白の幕を張り、ぼんぼりを飾り付けた。照明も取り付け、ライトアップ(午後7~9時)を始めた。桜はこれからが見頃で20日ごろまで続ける。まつりやライトアップの問い合わせは石上区長、電話090(8704)7495。

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