金屋石採掘跡への斜面に階段を造る会員

金屋石採掘跡への斜面に階段を造る会員

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金屋石採掘跡 斜面に階段 庄川の「語る会」

北日本新聞(2019年4月9日)

 砺波市庄川地域でかつて採掘された金屋石を活用して地域振興に取り組む「金屋石を語る会」(宮窪大作会長)は7日、庄川右岸の山で、採掘跡への階段を造る作業を始めた。5年かけて約100段造り、保全活動や見学がしやすい環境をつくる。

 金屋石は江戸中期から1970年ごろまで採掘された緑色凝灰岩で、家の基礎石や石仏などに広く使われた。採掘跡は庄川右岸山中の高さ約70メートルの所にあり、5カ所確認されている。大きい穴は幅6メートル、高さ15メートル、奥行き15メートルある。

 「語る会」はこうした歴史を広く知ってもらい、まちづくりに生かそうと有志が2012年に結成した。会員は砺波、南砺両市の20~60代の14人。採掘跡周辺の下草刈りをするほか、解体された家の金屋石を建材にしたり、コースターなどに再利用したりしている。

 この日は会員8人が対岸からボートで渡り、穴手前の傾斜がきつい斜面10メートル区間にくいを打って板を当て、18段の階段を造った。今後も階段を造ったり、狭いルートに土砂崩れ防止の板を設置したりする計画だ。

 宮窪会長(44)は「まず安全に作業ができるようになった。今後も整備を進めたい」と話している。

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