富山市牛島町の胡弓奏者、安井義雄さんらによる「松川に哀愁漂う邦楽ミニライブ」と題した演奏会が8日、同市新総曲輪の松川べりで行われ、花見客らを魅了した。
松川遊覧船を運航する富山観光遊覧船の協力で実施。安井さんは花見シーズンやゴールデンウイークに演奏しており、今年で9回目となる。今回は、初めて三味線の岡野智美さん(富山市)、踊りの布村松枝さん(同)を交えた。
法被姿の安井さんと着物姿の岡野さんは「荒城の月」「さくらさくら」など計12曲を演奏。「越中おわら節」では、布村さんが「男踊り」と「女踊り」を披露した。
胡弓と三味線の音色が桜の風情を引き立て、松川べりを散策する観光客や遊覧船の乗客から拍手が送られた。北日本新聞社後援。