13階スタンダードツインの客室=ダイワロイネットホテル富山駅前

13階スタンダードツインの客室=ダイワロイネットホテル富山駅前

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外国人客需要に照準 富山駅周辺でホテル開業続々

北日本新聞(2019年4月11日)

 富山駅周辺が今春以降、ホテルの開業ラッシュを迎える。11日には旧ユニー富山駅前店跡地で大和ハウスグループのダイワロイヤル(東京)のホテルがオープン。12月のビジネスホテル開業に続き、西松建設(同)やJR西日本グループがそれぞれ建設の計画を進めている。北陸新幹線開業で訪日外国人客の需要が増す中、駅周辺ホテル間の競争が熱を帯びそうだ。

 ダイワロイヤルの「ダイワロイネットホテル富山駅前」(富山市桜町)は、13階建てで客室204室のうちツインが県内最大規模の98室あり、訪日外国人客や近県の家族連れの需要に対応する。

 ほとんどの客室で浴室とトイレを分け、快適性を高めた。1階レストランには近くのすし店が出店し、旬の魚介類を使った朝食ビュッフェを提供する。

 同社は10日、現地で内見会を開いた。鎌田恭輔支配人は「内装デザインは立山連峰などの自然をイメージした。富山の魅力を感じてもらいたい」と話した。

 準大手ゼネコンの西松建設(東京)は、旧富山ステーションホテルが入っていた富山駅前の空きビル(同市宝町)の解体を始めた。来年2月末までに終え、新ホテルを着工したい考えだ。大手商社の伊藤忠商事(同)、伊藤忠都市開発(同)との共同事業となり、早ければ2022年後半の開業を目指す。観光客とビジネス客の両方のニーズに対応する。

 富山駅南口の「南西街区」にはJR西日本グループがホテルを建設する。計画では、商業施設と約400台分の立体駐車場を併設する12階建ての複合ビルで22年春の開業が目標。同グループが展開するホテルブランド「ヴィスキオ」を想定。主に1室2人以上の利用を前提とする宿泊主体型で、ビルの4~12階部分に約190室を用意する。

 同市新桜町で12月にオープンするのが県内初進出となる全国チェーンのビジネスホテル「リブマックス」。北酸(同市本町)グループの資産管理会社・BANホールディングスが所有する。ホテルは地上8階建てで客室が89室となる見通し。シングルが中心だが、ツインも多めに設定してビジネス・レジャーの両方の需要を取り込む。

 観光庁のまとめによると、県内のホテルや旅館に泊まった外国人は2018年に28万7160人となり、北陸新幹線開業前の14年の14万2070人から倍増した。ただ、富山駅周辺では今後ホテルが相次いで開業するため鎌田氏は「これから競争の時代に入るのではないか」と話した。

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