遮光ネットの取り外し作業が始まった砺波チューリップ公園

遮光ネットの取り外し作業が始まった砺波チューリップ公園

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開花調整ネット外す 22日となみチューリップフェア開幕

北日本新聞(2019年4月11日)

 22日に開幕するとなみチューリップフェアの会場となる砺波チューリップ公園(砺波市)で10日、開花時期を調整するため花壇を覆っていた遮光ネットの取り外し作業が始まった。生育は順調で、開幕時に4割が咲き、今月末に満開となって会場を彩る。

 遮光ネットは2月18日に掛けた。公園を管理する市花と緑と文化の財団によると、例年は3月の設置だが今年は暖冬のため早く、2月に覆ったのは過去7年で2回目という。ただ、4月に入ってから寒い日が多いことを踏まえて生育状況を見極め、取り外すことにした。

 この日は、冷たい雨の中、ハウス状に張られたネットを作業員が外していった。大花壇に植えられた黄小町やキングスブラッドなどのつぼみが姿を現した。計4500平方メートルのネットを順次外す。

 同財団チューリップ四季彩館の水木努企画普及係主任は「2、3月に生育が早まり心配したが、うまく抑制できた。会期を通してきれいなチューリップを観賞してほしい」と話している。

■「見どころは黄小町ツリー」
 となみチューリップフェアを前にプリンセスチューリップの尾崎葵さんら3人が10日、北日本新聞社を訪れ、見どころをPRした。

 今年のテーマは「笑顔咲く 彩りの春」。5月5日まで300品種300万本が会場を彩る。フェアの新しいシンボルとして「黄小町」を高さ5メートルに積んだチューリップツリーが登場する。5月1日の改元日には、大正から平成までの県産品種を時代ごとに並べる展示も予定されている。

 尾崎さんは「国内最大級、300万本のチューリップが咲き誇る砺波市にぜひお越しください」と呼び掛けた。北日本新聞社後援。

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