福井の先人たちが愛用した眼鏡を紹介するギャラリー展=福井県福井市立郷土歴史博物館

福井の先人たちが愛用した眼鏡を紹介するギャラリー展=福井県福井市立郷土歴史博物館

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眼鏡に美意識 松平春嶽らの愛用品展示 福井市立郷土歴博

福井新聞(2019年4月12日)

 福井藩主松平春嶽をはじめ福井県の先人6人が愛用した眼鏡を紹介するギャラリー展が、福井市立郷土歴史博物館で開かれている。先人の美意識やこだわりが見て取れ、眼鏡の流行の移り変わりも分かる。5月6日まで。

 松平春嶽(1828~90年)の老眼鏡は、松葉鼻と呼ばれる明治期によく見られた形。春嶽の三男で、最後の宮内大臣として皇室改革を求める連合国軍総司令部(GHQ)との交渉に当たった松平慶民(よしたみ)(1882~1948年)の老眼鏡は、べっ甲の枠に格調の高さが表れている。

 勝山市出身の書家、西脇呉石(ごせき)(1879~1970年)の眼鏡は、台形を逆さにした形で、知的で落ち着いた印象を与える。大野市出身で、五・一五事件や二・二六事件の主任検事を務めた木内曾益(つねのり)(1896~1976年)の眼鏡は、西ドイツ(当時)のメーカーによる60~70年代の人気高級モデル。眼鏡枠の黒いブローラインに威厳が表れ、レンズは左目が近視用、右目は遠視用と異なっている。

 第10代福井市長、熊谷太三郎(1906~92年)の眼鏡枠はチタン製。鯖江市のメーカーが81年に開発した地元の技術を取り入れていたことが分かる。第13代市長の大武幸夫(1923~94年)の眼鏡枠は20金で、重厚感がある。

 ギャラリー展「あの人がかけていた!?~福井ゆかりのメガネ」は観覧料210円。春季特別展「大安禅寺の名宝」(福井新聞社共催)も同時開催しており、特別展の観覧料700円でギャラリー展も観覧できる。午後7時まで開館。4月15日のみ休館。

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