第9回越前陶芸村しだれ桜まつり(福井新聞社後援)は4月13日、福井県越前町の同陶芸村で開幕した。600本のしだれ桜が満開となった会場には、県内外から過去最大の約150店が、ものづくりワークショップやクラフト市、フードコーナーに出店し、大勢の家族連れらでにぎわった。夜は、発光ダイオード(LED)を入れた紙製のミニ熱気球「スカイランタン」を夜空に飛ばし、幻想的な光景を満喫した。
同陶芸村内にある県の3施設の指定管理者、旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)=本社東京=を含む、まつり実行委が開いた。
約40店が出店したワークショップでは、陶芸やアクセサリーなど多彩なジャンルの作家が、ものづくり体験を手ほどきした。越前焼のカップにマーカーで絵を描く体験コーナーもあった。
午後7時から行われたスカイランタン飛ばしでは、家族連れやカップルらが約500個の明かりを闇夜に放った。しだれ桜がライトアップされる中、夜空と桜の両方が輝く光景が見られ、大きな歓声が上がった。