次々とスタートする180キロコースの参加者たち=富山競輪場

次々とスタートする180キロコースの参加者たち=富山競輪場

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富山湾岸サイクリング 1500人軽快に

北日本新聞(2019年4月15日)

 「富山湾岸サイクリング2019」が14日、富山市の富山競輪場を発着点に行われた。早朝に約1500人が出発し、海に臨むサイクリングコースを軽快に走った。

 45キロ、80キロ、120キロ、180キロの4コースが設けられた。最長の180キロは、富山市から氷見市へ向かい、そこから朝日町まで行って富山まで戻るコース。最も多い約600人が参加した120キロコースは朝日町とを往復した。

 サイクリングコースの沿線市町には、補給ポイント「エイドステーション」が開設され、地元グルメも提供された。滑川エイドではホタルイカの釜揚げ、魚津エイドではゲンゲのから揚げを味わうことができ、参加者は湾岸の景色に加え、各地のもてなしも楽しんだ。

 富山湾岸サイクリングは、富山湾が「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟したことを受けて、15年から開かれている。出発式は富山競輪場であり、実行委員会会長の石井隆一知事が「美しい富山湾とグルメを大いに楽しんでほしい」とあいさつし、80キロコースを走った。

 今回は、台湾のサイクリスト団体の約40人が県の招きに応じて参加した。開催が例年より約2週間早まったことから、コースには桜を眺めながら走ることができるポイントもあった。

 午後になって、各コースの参加者は次々に富山競輪場に戻り、バンクを1周してゴール。180キロを完走した岐阜県関市の木村幸太さん(44)は「風がきつかったものの、氷見市から朝日町まで、海と山のどちらも楽しむことができて満足」と語った。

 実行委員会と県、コースの沿線9市町、県サイクリング協会、NPO法人富山サイクル交流倶楽部主催。チューリップテレビ、北日本新聞社共催。

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