舞台に上がり稽古に励む出演者

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最後の舞台へ猛稽古 出町子供歌舞伎曳山祭り 29、30日 御祝儀舞も披露

北日本新聞(2019年4月16日)

 29、30日に砺波市中心部で行われる県指定無形民俗文化財「出町子供歌舞伎曳山(ひきやま)祭り」に出演する子どもたちが、本番の舞台に向け稽古に励んでいる。ことしは、平成最後の祭礼として御祝儀舞の演目を追加し改元の節目を祝う。

 出町子供歌舞伎曳山祭りは出町新明宮春季祭礼に合わせ、毎年4月29、30日に行われる。東、中町、西町の3町が1年ずつ持ち回りで曳山を出し、奉納する。

 ことしの当番町は中町で、御祝儀舞の「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」と、同町が51年ぶりに演じる「義経千本桜 道行初音の旅 吉野山の場」を披露する。

 出演者は小学1~6年生の8人。日本舞踊の松川流二世家元、松川竜之介さん(36)=愛知県豊田市=の指導を受けながら1月中旬から稽古を始め、春休み中は連日長時間の練習に取り組んだ。

 14日は、砺波市の出町子供歌舞伎曳山会館で稽古を行った。三味線や唄のリズムに合わせて手や足の細やかな動作を確認した。

 出町小学校3年の佐野隼人君は「動きの大きな踊りで、伝統ある曳山を楽しんでほしい」と話した。

 27日に仕上げの稽古を行い、29、30の両日は計9カ所で上演する。5月3日のチューリップフェア特別公演もある。

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