新しいホームページを紹介する野崎会長

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庄川挽物 HPを一新 江戸末期からの歴史紹介

北日本新聞(2019年4月16日)

 国の伝統的工芸品に指定されている砺波市の「庄川挽物(ひきもの)木地」製造業者でつくる任意団体「庄川木工挽物会」は、庄川挽物木地の魅力をアピールするためホームページを一新した。江戸時代末期から伝わる挽物木地の歴史や特徴を紹介し、県内外の人に関心を持ってもらう。

 同会は、昨年10月に発足し、会員は10人。組合員の減少や高齢化などにより解散した庄川木工協同組合の業務を引き継ぎ、挽物木地のPR活動に取り組んでいる。

 庄川挽物木地は、トチやケヤキなど天然の木を使った工芸品で、繊細な触り心地と木目の美しさが特徴。1978年に国の伝統的工芸品に指定され、2013年に市の特産品「となみブランド」に認定されている。

 ホームページは、茶わんや菓子器、こまなど多彩な作品を紹介。挽物木地の製作工程も写真付きで解説している。県の事業の補助金を活用した。今後はインターネットショッピングの活用や外国語表記なども検討する。

 野崎悦博会長(68)は「課題はまだまだ多いが、気持ちを新たにして多くの人に挽物木地に親しんでほしい」と話した。

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