「門外不出」とされる固有の品種、タカトオコヒガンザクラが満開の伊那市高遠町の高遠城址(じょうし)公園で17日夜、市などの許可を得て小型無人機ドローンでライトアップされた様子を撮影した。幻想的な夜桜を楽しみに多くの人が訪れ、見入っていた。
花びらが小さく赤みが濃いのが特徴で、今年は例年より濃いピンクの色付きだという。駒ケ根市の鈴木美波子さん(79)は家族と訪れ「満開の時季に来たのは久しぶり。夜桜もすてきで幸せな時間でした」と話していた。
市高遠町総合支所によると、19日前後まで満開の見通し。ライトアップは23日までで、午後6時〜10時に点灯する(最終入園は9時)。