そびえ立つ雪の壁を楽しみながら歩く参加者たち=18日午前11時24分、群馬県中之条町

そびえ立つ雪の壁を楽しみながら歩く参加者たち=18日午前11時24分、群馬県中之条町

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待ちわびた「雪の回廊」 志賀草津道路19日全線開通

信濃毎日新聞(2019年4月19日)

 下高井郡山ノ内町の志賀高原と群馬県草津町を結ぶ志賀草津道路(国道292号)で18日、雪の壁に囲まれた道路を歩く催し「雪の回廊ウォーキング」があった。昨年1月の草津白根山(長野・群馬県境)本白根山噴火を受け、昨春は中止したため、2年ぶり。県内外の166人が参加し、青空の下、そびえ立った真っ白い壁をくぐり抜けた。

 志賀高原発着の2コース(10キロと4キロ)など計3コースで実施。コースの中で最も高く雪が積もる山田峠(群馬県中之条町)付近の壁は高さ約5・6メートルで、例年の6〜8メートルより低かったが、参加者は壁に触れたり壁と背比べをしたり。東京都豊島区の成川健一さん(78)は「2年越しの願いがかなった」と話した。

 群馬県と草津町は18日、白根山の噴火警戒レベル2(火口周辺規制)の規制範囲(火口から半径1キロ圏内)に掛かる部分を含む国道292号の8・5キロの区間について、19日の冬季閉鎖区間の解除と同時に、通行を許可すると発表した。半径1キロ圏内に掛かる部分を通行できるのは、午前8時〜午後5時で駐停車禁止が条件。二輪車、自転車、オープンカーなどは除く。

 これにより、19日午前10時から陽坂ゲート(山ノ内町)―天狗山ゲート(草津町)間の国道292号(23・1キロ)は全線開通となる。

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