悟りを開くため、両手を組んで瞑想するお釈迦様の座像=4月18日、福井県小浜市の県立若狭歴史博物館

悟りを開くため、両手を組んで瞑想するお釈迦様の座像=4月18日、福井県小浜市の県立若狭歴史博物館

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若狭のお釈迦様知って 小浜・若狭歴博で企画展

福井新聞(2019年4月20日)

 若狭の文化財に残るお釈迦様を紹介する「仏教美術ことはじめ お釈迦さまの美術」展が、福井県小浜市の県立若狭歴史博物館で開かれている。難解なイメージのある仏教美術について親しんでもらう"入門編"。生誕から亡くなるまでの像や絵を通し、仏像の基礎知識や生涯について知ることができる。6月2日まで。

 釈迦像や絵図など37点を展示。右手で天を、左手で地を指して立つ誕生したときの姿を表した銅像や、誕生を祝う法会「花まつり」で使うお堂を紹介。修行を終えて下山した直後のひげが伸び放題の絵もあり、あまり見たことのない姿は興味深い。

 木造の仏像2点はともに座禅をしているが、姿勢が異なる。両手を組んでいるのは、悟りを開こうと瞑想(めいそう)している姿。右手の平を正面に、左手の平を上に向けているのは、悟りを開いて説法する様子を表した代表的な姿だという。

 大勢の弟子や動物に囲まれて亡くなる様子を表した涅槃(ねはん)図は、縦約2メートル、横約1・5メートルあり、見応えがある。16人の弟子を描いた水墨画の掛け軸もずらりと並んでいる。担当の窪田裕美学芸員は「釈迦の像にはいろんな意味がある。若狭にはたくさんの仏教美術があるので、魅力を知るきっかけになれば」と話している。

 5月11日からは展示を一部入れ替える。一般・大学生300円、高校生以下と70歳以上は無料。4月22日、5月13、27日は休館。

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