山ノ内町の志賀高原と群馬県草津町を結ぶ志賀草津道路(国道292号)が19日、車両(二輪車、自転車、オープンカーを除く)のみ全線開通となった。昨年11月からの冬季閉鎖が解除され、草津白根山(長野・群馬県境)白根山の噴火警戒レベル2の規制範囲(火口から半径1キロ)に掛かる草津町の一部区間の冬季閉鎖前からの通行止めも、安全対策を施し解除となった。
山ノ内町側では、横手山スキー場近くの陽坂ゲートで、同町や観光関係者らが、午前10時の時報とともにテープカットをして開通を祝った。ゲートが開放されると、待っていた多くの県内外の車両が、両側に真っ白い雪の壁ができた道路を走り抜けていった。292号沿いにある両町の道の駅では、買い物客に記念ステッカーも配った。
開通後も噴火警戒の規制範囲に掛かる草津町の2・5キロ区間については規制が残る。通行できるのは午前8時〜午後5時で車両のみ。駐停車は禁止。悪天候や異変があった場合は直ちに通行止めになる。