正確に木材がつなぎ合わさった柱やはりに見入る参加者=金沢城公園

正確に木材がつなぎ合わさった柱やはりに見入る参加者=金沢城公園

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鼠多門復元、卓越の技 金沢城公園、県が初の現場見学会

北國新聞(2019年4月21日)

 金沢城公園で整備が進められている鼠多門(ねずみたもん)の復元工事を県民や観光客に広く知ってもらおうと、石川県は20日、現場見学会を初めて開いた。約80人が骨組みが出来上がったばかりの門の内部を見て回り、藩政期から伝わる卓越した技の一端に触れた。
 工事の総棟梁(とうりょう)を務める佐田秀造さん(66)が、柱やはりの組み立てに用いられている伝統工法を説明し「金具をほとんど使わず、木材同士をつなぎ合わせてしっかりと固定している」と強調した。参加者はパズルのピースのように正確に組み合わさった木材の継ぎ目を興味深そうに見入った。
 工事作業の体験も行われ、参加者は竹を縄で格子状に編む左官の伝統技法「木舞掻(こまいか)き」に挑戦したり、角材をかんなで削ったりした。
 見学に先立ち、県の職員が鼠多門は1884(明治17)年に消失し、現在は江戸時代の絵図や明治期の写真を参考にして復元していると説明した。現在の工事の進捗(しんちょく)状況は40%ほどで、2020年東京五輪・パラリンピックの開催前の完成を予定していることも紹介した。
 金沢市三馬小6年の中房朋香さんは「作業工程の一つ一つがとても工夫されていて職人さんはすごいと思った。完成するのが楽しみ」と目を輝かせた。
 県は2回目の見学会も開催予定で、時期については工事の進み具合をみて決定するという。

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