細い触手が髪の毛のように見えるクラゲ「カミクラゲ」の展示が21日、魚津水族館で始まった。同館が20日に富山市の岩瀬漁港で捕獲したもので、展示は8年ぶり。
カミクラゲは本州から九州にかけて生息し、冬の終わりから春によく見られることから「春を告げるクラゲ」と呼ばれる。20日は釣り上げられたサケガシラを引き取るため同館職員が岩瀬漁港を訪れ、偶然カミクラゲを見つけた。
水槽に6匹を展示しており、かさの直径は4~5センチで、触手は最長で20センチほど。同館飼育員の木村知晴さん(30)は「優美できれいな姿を多くの人に見てもらいたい」と話している。状態次第で展示を取りやめる。