福井県若狭町常神を舞台にした観光PR用の短編映画の試写会=4月19日、同町梅の里小

福井県若狭町常神を舞台にした観光PR用の短編映画の試写会=4月19日、同町梅の里小

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福井県嶺南PRの映画完成 第1弾は若狭町常神が舞台

福井新聞(2019年4月22日)

 福井県嶺南の風景や魅力をPRし、観光誘客に活用する短編映画の第1弾が、このほど完成した。若狭町常神を舞台に、地元に伝わる伝説にちなんだストーリーに沿って、豊かな自然や暮らしを表現した作品に仕上げた。4月19日には同町梅の里小で試写会が開かれ、出演した地元児童や住民らが観賞した。

 昨年開催された観光PR映画ロケ地選定イベントで、若狭湾観光連盟が東京の映画制作会社を誘致して制作した。若狭地域で場所を変えながら3本の短編映画を撮影、ストーリーをつなげて一つの作品にする予定。同観光連盟の出向宣伝や町内外の観光地で放映し、誘客を図る。

 第1弾は、不漁に悩む主人公の漁師の所に2人の子どもが現れ、漁師や村に幸運を運ぶというストーリー。1月下旬に撮影し、物語の重要な役者として梅の里小児童2人が出演したほか、エキストラで同町常神を中心とした住民約30人も協力した。

 試写会には児童や保護者ら約100人が集まった。コメディー調に仕上げている場面もあり、会場が笑いに包まれる一幕も。同校6年生の渡辺雅さん(12)は「普段見ている常神の景色でも映画で見ると、さらにきれいだと思えた。この映画を日本中の人に見てもらって、人気の場所になったらいいな」と話していた。

 映画は動画投稿サイト「ユーチューブ」で、ゴールデンウイーク前後に公開予定。第2弾は6月下旬に高浜町和田で撮影する。第3弾の撮影場所は未定。

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